南澤店長のパプアニューギニア日記
第12号 2007.05.16
パプアニューギニア日記第12号 2007.05.16 夏が少しずつ近づいているようで、蒸し厚い日が続いていますが、 皆様くれぐれも体調を崩されませんように。 今日は私のパプアニューギニア滞在中の一番の恐怖体験をお話します。 ある日店のスタッフの一人マークという当時18歳くらいの若者が 突然店を辞めたいとのこと。 理由ははっきり言わないのでよくわかりませんでしたが、 そのマークは実は店に借金があったのです。 金額は覚えておりませんが、そんなに大金ではなかったと思います。 当然のことながら、辞める前にその借金を返すように言ったところ、 急に自分の家に戻り、弓矢を持ってきたかと思うと、 私目掛けて弓を引き、矢を打ってきたのです。 何発か打ってきて、運よく一発も当たらなかったのですが、 本当に死ぬかと思いました。 今だから冷静に語れますが、その時は本当に怖くて親の顔が頭に浮かんだ程です。 最近拳銃による事件が多いですが、道具が違うものの その恐怖感は想像できます。 最終的に個人的に親しくさせて頂いていたフィリピン人の家に保護され、 2日間くらい泊まらせてもらいました。 聞いたところによると、そのマークは自分の出身村に帰ったそうですが、 日本から軍隊が攻めてくるのではないかとビビって暮らしていたようです。