GAUDIEの長財布が選ばれる理由

●製品の良し悪しを決めるのは、クロコダイル革のどの部位をどこに使用するか＝「型入れ、裁断」と、革をいかに極限まで薄く漉くか＝「漉き」という工程。ガウディでは、この2点に徹底的にこだわり、「スッキリしていて軽い」というコンセプトを実現しています。理想的な柄になるサイズの革入手が難しいメーカーでは、大きな柄のものにならざるをえません。

●ガウディでは「センターどり」で綺麗な腑柄になるように型入れをします。それに基づいて職人と再度「型入れ」の確認を行い、その際、キズや穴等のチェックはもとより、折れ曲がり部分に問題ないかなど確認します。

●裁断においては、職人自ら再度問題ないかどうか確認しながら手包丁で裁断を行います。実は、裁断前確認で問題が発覚し、革を選び直すことはよくあることです。

●漉きの工程では、裁断後の革全体を均一に漉く（ベタ漉き：0.7～0.8m/m）、端（コバ）の部分をさらに薄く漉く（コバ漉き：0.2～0.3m/m）を行います。クロコダイル革は「谷」と呼ばれる窪みが革全体に存在するために漉きすぎると破けてしまいます。破れないギリギリのところどこまで攻められるかが勝負であり、職人の長年の経験に基づく勘が試されます。漉きについて革が破けてしまうリスクがあるために、充分に漉けずボテッとした厚みのある財布になってしまっているものが多く見受けられます。

●職人は、「切り目製法」で日本一の技術を持つ比留間隆、代々エキゾチックレザー一筋で「ヘリ返し製法」を得意とする小川佳宜。専門職人の技術をご堪能いただけます。他メーカー・ブランドでは、クロコダイル革専門の職人でなかったり、バッグメーカーによる製作だったりします。したがって、素材に十分慣れておらず、またバッグ作りの感覚で財布を製作することにより完成度が低いケースがよく見受けられます。