クロコダイルレザーショップ ガウディ店長・南澤健一が語る
【本物のクロコダイル革財布の選び方・楽しみ方】

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クロコダイル財布・上手な手入れの仕方

お客様からよく「クロコダイル財布のお手入れはどうしたらいいですか?」と訊ねられます。また、時々「○○で店員さんにクロコダイル専用クリームを勧められて使ってみたら、こんなふうになってしまったけど、どうしてでしょう?」といったお問い合わせもあります。

一概にクロコダイル革と言っても皮の鞣しは各ブランドごとに千差万別。ましてや特殊な加工を施しているものや海外製のものであったりした場合、お手入れする前の状態がわからない以上、生半可にクリームなどを使用してしまうと、お手入れ前より状態がが悪くなるリスクがあります。

ここでは日々注意して頂きたいことや普段の心がけ、マット・グレージング仕上げの基本的なお手入れ方法についてご説明します。

まずは”水”に要注意

ガウディではご来店頂いた全てのお客様に「くれぐれも濡らさないようにご注意ください」とお伝えしています。

皆さんも雨の日に革靴を濡らして白く塩が吹いたようになったご経験があるかと思いますが、クロコダイル財布に関わらず全ての革製品は水に弱いのです。クロコダイル財布を水に濡らしてそのまま放置すると、クロコダイル革の風合いを損なうだけなく、シミや水膨れとなって後々まで残ってしまいます。

できるだけ雨を当てないようにして頂きたいのですが、やむを得ず濡れてしまったときは、時間をおかず、柔らかい布等で水分を吸い取り通気性の良い場所で乾かしてください。

革は人間の肌と同じ

化粧品のテレビコマーシャルで「乾燥後の肌荒れ注意」という“脅し文句”をよく発信していますよね。

クロコダイル財布を水に濡らさないようにすることに加え、人間の肌同様、乾燥に伴うひび割れやカビの発生に充分注意して頂きたいと思います。

私たちガウディではクロコダイル財布をご購入頂いたときに備わっている機能、革の風合い、美しさを、使用に伴う劣化から守り、できるだけ長く良い状態を保つために専用のお手入れクリームを開発、販売させて頂いております。

クロコダイル財布を外敵から守るために!?

私たちの「クロコダイル製品補修サービス」に送られてくる財布には、あきらかに何かが接触してできた跡が残っているケースがよくあります。​

おそらくバッグに入れて持ち歩き、中で財布が遊んでしまっているのか、頻繁に何かとぶっかってできたものか、どちらにしても大切なクロコダイル財布は常日頃からこのようなことにならない環境でお使い頂きたいものです。​

特にグレージング加工の場合、仕上げの性質上キズになりやすく、また、光沢感が強いためにキズが乱反射して目立ちやすくなります。​

そこで私たちガウディではクロコダイル財布保護の観点から、少しでも長くキズのない良い状態を保つために専用の収納袋をご用意しております。​

マット加工、グレージング加工のお手入れ方法

どちらの加工であっても使い始めから数ヶ月間は、布による定期的な乾拭きが基本になります。1日に何度も触る財布には知らないうちに人間の手脂が浸透してしまいます。手脂がクリームの役割を果たしてくれるため乾拭きするだけで乾燥を防ぎます。

また、お手入れクリームの付けすぎにはご注意ください。付けすぎることによって油が内部に浸透し過ぎてベトベトになり、ほどよい艶感も期待できない上に、経年変化の妨げになってしまいます。

前述したようにグレージング加工の場合、キズになりやすく、跡が残りやすいため、お手入れする布に細かい異物がないかどうか充分にご注意ください。

本店サロンでは日々これら適切なお手入れ方法やご注意頂きたいことなど実演も交えてわかりやすくご説明させて頂いております。

まずは”大切にする気持ち”そして”お手入れ”

私たちの「クロコダイル革製品補修サービス」には毎日のように様々な状態の財布が送られてきます。その中には「何年も前に購入されたのにとても良い状態で大切にされているんだろうな」と思えるものから「え!数ヶ月前に購入されたばかりなのにすごい状態だなあ」というものまであります。財布を見るとどのようにお使い頂いているかよくわかるものです。

クロコダイル財布の醍醐味”経年変化”を楽しむために絶対欠かせないのは”お手入れ”です。そのためにもクロコダイル財布を日々大切にする気持ちがとても重要です。

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