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GAUDIE店長 南澤の【今月のQ&A】 Vol.11

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Q:プロが考えるクロコダイル製品の理想的な腑柄について

テレビ通販を始めとした低価格帯商品が増えている状況に合わせるようにお客様から腑柄に関するご質問やご要望を多く寄せられるようになってきました。

A:そもそもクロコダイル革を含めた全ての爬虫類皮革製品は革をどのように使うか、革をどのように加工したらより良い製品になるのかということが一番重要なことであり、モノ作りの経験豊富な職人さんが日々頭を悩ませ、手間と工夫が一番必要な部分なのです。

残念なことですが、最近、革製品全般として、価格を抑えるということが再優先のテーマとなり、所謂「引き算のモノづくり」が市場の大勢を占めています。安く設定した(された)販売価格から利益、加工賃などを引き、残った部分が一番重要な素材代として当てはめられるので、柄のことまで拘るつもりも余裕もないそんな製品が市場で横行してしまっています。

反面、腑柄についてご説明するにあたり、必ずと言ってもいいほど意識されるものにスーパーブランドの製品があります。高級感を演出するプロである彼らの製品、確かに宝石のように綺麗で細かい柄に見えるものがほとんどです。(そうでないものもありますが)
スーパープライスなゆえに出来ること、反対にスーパー有名なゆえにエンドユーザーの目を惑わすことができること。それだけ有名で高価なのだから、絶対に正しい筈だというように宗教のような信仰心から実はそれほど考えて拘った革の使い方をしているわけでもないのです。
その証拠にクロコダイルの種類以外に皮(革)や加工に関する情報がほとんどなく、また店員さんでさえほとんど知らない、わからないということなのです。

全ての皮革製品はその製品の見た目以上にお使い勝手、使いやすさや長期間使用した場合の変化や耐久性を第一に使用部位を検討するものであることその意味でクロコダイル製品の場合はお腹の部位が一番適していること、第二にその素材の持つ特徴、らしさ、美しさを一番表現できる柄にすることこれが正に「センターどり」と言われる手法なのです。


これぞ「センターどり」両サイドに細かい玉腑が見てとれる

私たちは、その時々の革のバリエーションの中で一番適していると思える腑柄を採用し職人さんたちの意見を踏まえた上で最終的に決定しております。

一例を申し上げますと、とあるお客様よりあるブランドのクロコダイル革ベルトを購入し、使用していたら腑が捲れて切れてしまったというお話を聞きました。
まずあり得ないことと思ったのですが、唯一考えられることは、クロコダイル革の部位の中で革の状態から既に腑が捲れ上がっている部位があります。何を隠そう、私たちも以前その部位の一部を使用し、お客様にご迷惑をお掛けした経緯があります。おそらくそのブランドのベルトも同じ部位を使用していたものと思われますがそれにしても切れてしまうことはないのに、そのことは依然として不思議ですが、それはさておき、明らかに使用しない方がいい部位なのです。


革の段階からめくれ上がっている足の部位

尻っぽ先の部位

見た目の感覚的なお好みはいろいろですが、それだけではない、専門的な奥の深い世界が実はあるのです。
見た目だけで判断され、失敗するより「餅は餅屋に」任せて頂いたらいかがでしょうか?

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