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店長南澤の【今月のQ&A】

Vol.4 クロコダイル革のキズについて

⇒目次

Q:クロコダイル革のキズについて

「今月の限定カラー」「特別カラー」及びグレージング仕上げの薄いカラーでお財布をご注文頂いたお客様から「気になる箇所(キズ)があるのですが、何でしょう?」とご質問をお受けすることが時々あります。

A:基本的にクロコダイル革のキズには2種類あり、「切りキズ(オープンカット)」「治りキズ」とがあります。詳しくは以前ブログでお話したことがありますのでここでは割愛させて頂きますが、クロコダイルも人間や他の動物同様生き物ですから長い間生きていれば自然にキズは付くものです。特に「治りキズ」は一度キズになったものが、治って薄く跡になって見える状態のことですので、人間同様、逆に無い方がおかしいと考えます。クロコダイル革は人工的に作っているものではないので、不自然とも言えると思います。

問題はそれがどのくらい目立つのかということになりますが、クロコダイル革の場合、基本的に薄い、淡い色ほど目立つものです。そしてグレージング仕上げ、マット仕上げと分けて考えたときに圧倒的にグレージング仕上げの方が目立って見えるものです。

私たちが使用させて頂いているクロコダイル革は、あくまでも自然、天然の風合いを大切にした革の仕上げを施したものです。更に申し上げますと、「治りキズ」を含めた全ての革の粗を隠してしまうような「お化粧」をすることによって、風合いを損ない、ひいては経年変化(エイジング)も起きないような革加工をしてしまうことは、私たちは良しとしておりません。

ご参考までに「特別カラー グレージングゴールドブラウン」の「治りキズ」の画像をご覧下さい。

中央部の薄い線状に見えるものが「治りキズ」

革のアップ画像ではある程度はっきり見えますが、お財布など製品になった場合、余程目を凝らさないとわからないものです。

私たち、そして職人さんの方で革を裁断するにあたって重視するのは、まず「腑柄模様」の見極め、そして「オープンカット(切り傷)」を避けること。それらを踏まえた上で「治り傷」の有無と程度を把握し、仮に「治り傷」があったとしても極力製品の目立たない箇所になるようにするなど最大限の注意を払って製品作りをしています。

私はなんでも「天然だから、本物のワニ革だから」と全てを受け入れて頂きたいと申し上げたいわけではなく、クロコダイル革の風合い、柄模様の美しさやカラーの発色の素晴らしさを味わって頂きながら、合わせてクロコダイル革が持つ自然、天然、野性的な部分もご理解頂ければこんなに嬉しいことはございません。

追伸:私のブログで「グレージング仕上げの特性とご使用上の注意」についてご説明しております。合わせてご覧ください。

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